新曲特訓と夏休み(11)/SS

2日後。海に行く約束の日がやってきた。8時に東京駅前集合という事で6時半には起きて用意した。

バッグに2日前に買った水着を入れると・・・・やはり思う。

下着みたいと。何で白を買ったかなぁ私。と今更言っても仕方がない。用意するのはあとは日焼け止めくらいだろうか・・・・を入れて家を出た。

駅前に着くと・・・・いつもの’顔ぶれ’。

そう、いつもの’顔ぶれ’がそこにいた。

いつものとは・・・・いつものメンバーで。そこには・・・・男子も含まれていた。皆に「おはよう」と挨拶して流奈を見なから離れた場所に引っ張っていく。

律音「ちょっと流奈ちゃん!!なんで男子もいるの!?」

流奈「いちゃだめなの?メールにかいておいたでしょ?ホラ」

そう言って流奈はスマホのメールボックスの送信履歴をみせた。そこには’皆で’とあった。自分の受信履歴にもそう書いてある。

皆とは書いてあるが、どこにも女子だけとは書いてはいなかった。失敗した。ついてっきり女子だけだと思っていたが・・・・

流奈「勘違いしたのは律音ちゃんでしょ?男子を呼ばないとは書いてないし。それに」

律音「・・・・それに?」

「宮崎君もいたほうがいいでしょぉ?」と何か含みのある笑みで言われたものだから律音は顔があつくなっていく。その反応に満足してうんうんと頷いて肩をぽんぽん叩く。そして追い打ちの一言。「おとといの水着で悩殺しちゃいなさいよ」と。

そうか。それであんなに白ビキニをリスペクトしていたのか。他の女友達も推していたし・・・・皆グルだと思ったほうが良さそうだ。

流奈「まぁ、悪いようにはしないからさ。それとなく2人きりの時間もつくってあげるからさ」

とは言うが・・・・律音にとっては既に悪いようになっている・・・・。

律音「何で白ビキニなのか分かったけど・・・・何度考えても下着みたいで恥ずかしいんだけど!!」

流奈「まぁまぁ。そう思っちゃうからだよ。白い下着じゃなくて白ビキニ。しろい、みずぎ、だよ。ちょっとビキニ自体が恥ずいかもだけど、そのうち慣れるって♪」

そうは言うが・・・・好きな男の子の前でビキニ姿というのもかなり恥ずかしいのでは・・・・。

流奈「まぁまぁそういう訳で、みんなイギリスに戻る前の想い出作りにと良心でやってくれたんだし、感謝しないと、ね?」

半分変なノリみたいなものを感じるが。

流奈「それとなくチャンス作ったげるから、今日中に告るんだよ?」

今日中と来た。いきなりの緊急ミッションだ。そんな急にはとは言うが、流奈はその言葉を無視して「それじゃあ頑張ろうね〜☆」と律音を皆のところに引っ張っていく。そして皆で電車に乗って海水浴場のある駅まで向かう。

電車内で皆楽しそうに会話しているが、1人律音だけは俯いて・・・・悶々と--------------

(今日中に告白!?ムリムリムリムリムリムリー!!でも皆が折角つくってくれた1日だし・・・・でも・・・・)

白ビキニだけでもすごく恥ずかしいのに告白まで。ハードルがとても高く感じた・・・・。

ちなみに流奈は今日中に告白しろとは言ったが、誰も水着のまま告白しろとは言っていない事には気づく事はなかったのである・・・・。

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